トラクターブームでの農薬散布①

th_IMG_9484.jpg 共立ブームスプレーヤでの消毒作業は、トラクター操作とブーム操作を同時に行う。定植直後に行うブーム灌水と違い、消毒は農薬の薬液量・希釈倍率を細かく見ていく必要がある。



今回の例は、玉ねぎの圃場にある雑草を枯らす除草剤の散布を行うものである。使う農薬は圃場に行ってから生えている雑草に応じて種類を変える。
この圃場ではイネ科が多く見られたので「ナブ」と「ゴーゴーサン」という除草剤を組み合わせて使用する。スズメノカタビラというイネ科の雑草はナブ、ゴーゴーサンでは枯れないため「セレクト」という除草剤を使用する。各種10aあたりに使う薬量と希釈水量が異なるが、使用する薬剤の平均値を取るように水量を決定する。消毒は2度がけ(一度散布し乾いてからもう一度散布すること)をすると薬害になる可能性が高いので、タンクを満水にして適当に散布すれば良い訳ではない。

ホースをつなぎ注水を始めたら、ブームスプレーヤの電源を入れメイン散布スイッチ以外の各種散布スイッチを切る。その後外部タンクにある攪拌コックを開け攪拌を行う。攪拌が強すぎると農薬の投入時に水しぶきが上がり作業がやりにくくなるので注意する。攪拌を行ってから農薬を投入しないと最初の散布時に高濃度の農薬が排出されてしまうので手順を間違わないように気をつけなければならない。

IMG_9480.jpg 農薬散布は散布作業時の車速が早い(L4~L8)のでステアリングとスプレー竿の操作を同時に行うのに注意が必要である。この場合、竿を通常より高い位置に上げ細かい調節が必要ない程度に保っておくと、特に後退時の散布作業で誤操作を防止できる。そもそも消毒作業は農薬が水分によって植物体から流れてしまうと意味がないので、地面から竿を高めに保つことが原則である。
トラクターブーム進入列に進入する場合、枕(圃場で立てた畝の始点と終点の箇所)が狭いことが多いのでトラクターの4WDを解除して片ブレーキ、クイックターンを使って畝を潰さずに済む。

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