ディーゼルはエンジンブレーキが弱い?

th_CIMG1002.jpg おはようございます。こんにちは。こんばんは。
グラシアです。

今回はディーゼル車のエンジンブレーキについてのお話。。。





当ブログ内容はあくまで個人の主観に基づくものであることご了承ください。

ご理解頂ける方は続きをどうぞ( ´  ` )





前車トヨタ シエンタからBMW X1 xDrive 18d に乗り換えて感じたことの一つにエンジンブレーキがあります。明らかに、シエンタよりX1の方がエンジンブレーキが弱いです。速度減衰が緩やかなため当初は想定した減速分より減速せず違和感を覚えていたものです。車種によってエンジンブレーキを始め様々な性能・機能に差異があるのは至極当然のことなのですが、どうやらディーゼルエンジンはガソリンエンジンよりエンジンブレーキの効きが弱いみたいですよ。

エンジンブレーキの仕組みを簡単に説明します。
車は燃料が供給され燃焼する時のエネルギーを使ってエンジンを回転させタイヤを駆動させるという仕組みです。逆に言えばエンジンを回転させるにはそれだけのエネルギーを必要とするのです。走行中にアクセルペダルから足を離すと、燃料供給がカットされ燃焼によるエネルギーがなくなります。そうして回転しなくなったエンジンが今度はタイヤの回転で回さなければならなくなるためにブレーキがかかるのです。

少し難しい言葉で言えば機械的摩擦損失、ポンピングロス(吸気の流体抵抗として生じるポンプ消失のこと)、補機類駆動損失(オルタネーターなど)などがエンジン回転に対する抗力としてエンジン出力を絞った時に減速力として働くというわけですね。中でもポンピングロスはエンジンブレーキの抵抗力の約3割にも及ぶものとなっています。そしてこのポンピングロスの有無がガソリンエンジンとディーゼルエンジンのエンジンブレーキの効き具合に違いを与えているようなのです。

ガソリンエンジンは、エンジン出力を吸気による空気量の制御によって行っています。その制御を行うのがスロットルバルブ(スロットルチャンバーとも)というもので、吸気管の途中に設置されている開閉弁になります。出力の低い時には吸気管をスロットルバルブで絞って空気量を減らし、高出力になるほどスロットルバルブが開いていきます。このとき吸気管を絞った状態というのは吸気を吸い込む際に大きな抵抗となります。この抵抗を「ポンピングロス」と呼ぶのです。よく注射針やストローに例えられますが、それまであった通路を狭くすれば通るのに余計力が必要になるということですね。ガソリンエンジンのエンジンブレーキがかかっている時には、スロットルバルブは最も絞られた状態にあるのでポンピングロスが大きく、これがエンジンブレーキの強さを高めています。

対するディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンと出力の調整方法が異なります。吸気による出力制御に対し、ディーゼルエンジンは燃料の噴射量を調節することで出力制御を行います。これはスパークプラグを用いて火花点火を行うガソリンエンジンと、インジェクターを用いて圧縮着火を行うディーゼルエンジンとの違いによるもの。故にディーゼルエンジンは吸気をスロットルバルブで調節する必要がなく、ある意味で吸気量は決まっているのです。
スロットルバルブがないということはポンピングロスがないためエンジン効率や燃費の面で大きなアドバンテージとなるのですが、エンジンブレーキという面では逆に影響があり、ポンピングロスがない分エンジンブレーキの減速力が低下するのです。

最近のディーゼルエンジンには実はスロットルバルブの部品自体は付いているらしいのですが、これはあくまでエンジンが故障などして万一暴走した時に吸気を遮断するためのものとして装着されているそうで、普段はエンジンブレーキの抗力には寄与しないそうです。ポンピングロス以外の機械的損失に関しては頑丈な作りをしている分ディーゼルエンジンの方が大きいのですが、それでもガソリンエンジンよりエンジンブレーキが弱くなるということはそれだけポンピングロスが抗力として大きく影響しうるものなのだということがわかりますね。

バスやトラックなどの大型のディーゼル車は、弱いエンジンブレーキを補う仕組みとして「排気ブレーキ」や「リターダー」などが採用されています。リターダに付いては経験がないので割愛しますが、排気ブレーキは排気側にスロットルバルブのような開閉弁を取り付けたようなものなのですが結構効きます。笑 このようなブレーキの補助機能がつく乗用車はほとんどないのですが。まあ車重からしてそこまで必要ではないのでしょう。


ディーゼルのエンジンブレーキは弱めな分使い方にコツと慣れが必要になってきます。坂道などで使ってみて感触を確かめてみるのも良いかもしれませんね。

それでは今回はこの辺りでお暇しますね。
ありがとうございました。

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