踏み間違い事故の根底にあるものとは。安全装備は弥縫策でしかない。

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おはようございます。こんにちは。こんばんは。

先日日経新聞で随分と既視感のある記事がありました。
東京・吉祥寺駅前で車暴走 7人けが、運転の85歳逮捕

今般、後を絶たない自動車の「ブレーキとアクセルの踏み間違い」による事故。

今月20日にも、7名が負傷する暴走事故が起こりました。

このことに関して、私なりの見解を示させて頂きたいと思います。






※当ブログ内容はあくまで個人の主観に基づくものであることご了承ください。
ご理解頂ける方は続きをどうぞ( ´ ▽ ` )






リンク先の日経新聞の記事を見てもらうと、事故直後の写真が掲載されています。

そこに写っている事故車は第四世代 トヨタ プリウス

「まーたプリウスか」という声をSNSでよく聞きますが、一概にプリウスが事故を起こしやすいというわけではないですよね。

人気高いプリウスの絶対数の多さと、高齢者層が好む傾向にあることからも、事故の多さは車種というよりは乗る人と乗る人数に起因していると考えるのが妥当でしょう。


日本の少子高齢化に伴いドライバーも高齢化が進み、判断能力や咄嗟の敏捷性や反応速度も劣りがちな高齢者ドライバーが増えることに対して、自動車メーカーや国土交通省に一定の対応が求められています。

そのような状況で登場して来たのがいわゆる「衝突防止装置」とか「衝突軽減ブレーキ」「踏み間違い防止装置」とかですよね。

先進技術を活用しカメラセンサーミリ波レーダー等による安全システムが次々と開発されていきました。

これらの普及により、確かに一定の結果は得られたでしょう。

しかし。今般もブレーキの踏み間違いを筆頭に事故が頻繁に起こっています。


何故なのか。色々考えていると気づいたのです。



「現状の"安全装備"というものは、既存の"クルマ"に+αをして安全性能を高めようとするモノである」ということに。



わかりますでしょうか。

つまりカメラやミリ波を使用したシステムによる安全装置は、従来から作られて来ている「クルマ」というものに機能を「追加」して安全性能を高めているのです。

つまり?

自動車の作りそのものは変わっていないということです。


アクセルとブレーキの踏み間違いに焦点を当てて述べさせていただきますが、こんな問題アクセル位置とブレーキ位置を明確に分断すれば済む話なんですよ。

ATが普及したおかげで左足は遊んでるじゃないですか。だったら右足にアクセル、左足にブレーキが来るように配置を変えればいいんですよ。

簡単なことでしょう?違いますか?

そうすれば踏み間違い激減しませんか?加えてアクセルとブレーキの間に仕切りなんか設ければ最高ですね。


法律で見ても、アクセルとブレーキの位置を限定させる文言はないのです。

あるのは操作装置について「ハンドルの中心から500mm以内であり、運転者が定位置から安易に操作できる」ということのみが定められています。

では?なぜ?

そのような「従来のモノ」を変えて改善しようとしないのか?


それは、儲からないから です。

圧倒的に儲からないからです。



何故だかわかりますでしょうか。

例えば今あるアクセルとブレーキのペダル位置を左右両端に作りを変更したとします。

その仕様が新しく出た時に価格が5万も6万も高くなっていたら、どう思いますか?

それだけでこんな高くなるのかよ?!って思いますよね。

現状あるモノをちょっと変えただけではカネにならないんですよ。


消費者が常に求めるものは「新しい何か」「先進的なもの」「最新の技術」なのです。

しかも、新しい安全システムを搭載したから価格が従来より10万高いと言われても納得しちゃいませんか?


そう、今の各社の安全システムなるものは、第一にドライバーの安全を考えているわけではないのです。

それは二の次で、第一には「儲かるかどうか」なのです。

これは資本主義社会である以上ごくごく当たり前のことなのですが。

第一にドライバーの安全を考えたらとっくにアクセル・ブレーキ位置変えて左足ブレーキの使用の普及を自動車学校に勧めますよね。


自動車業界はわかっているはずなのです。

アクセルとブレーキの踏み間違い事故が、右足で両ペダルを扱うことが原因だということを。

アクセルペダルをブレーキペダルと思って踏み、何故か加速するもんだから慌ててますます踏み込み「キックダウン」して急加速、結果ミサイルのようにコンビニエンスストアに突っ込む。

事故原因はこんなにも単純明解なのです。

じゃあ片足で両方操作するのやめよう!

こんな声が上がれば良いのですが。


しかしながら、既存の作りを変えるということは、今ある自動車の製造行程そのものを見直さなければなりません。

決まったものを効率的に作ることのできるライン行程そのものを変えるというのは、下手をすれば新たな設備投資が必要になって来るのは想像に難くありません。

それでいて、価格には大々的に反映できませんよね。

カネにならないんですよ。

だから各メーカーは安全システムの開発に躍起になり、やれ最先端の技術で安全性能を高めた等宣伝しますが、変えるべきところを変えないで過剰とも言える付加価値をつけることで価格を上げ、利潤を追求するという構図になります。


利益を追求する資本主義の経済活動として模範的な動きとも言えるでしょう。

しかし消費者がこれを理解し、本当にそれが妥当か考えられるでしょうか。


最新世代のプリウスがこうもあっさりと踏み間違い事故を起こしてしまったように、未だシステムは完全ではないのです。


記事のプリウスに安全システムが装備されていたかどうかわかりませんが、もしオプションでしか装備できないというのなら、それこそ利益追及のために消費者の生命を軽んじているとしか思えません。


どこかの記事で高齢者ドライバーはMT車に乗れば良い、という内容のものを見ましたがこれまた現存するものを何とか使ってことの改善を図ろうとしているのではないか、と勘ぐってしまいます。


アクセルとブレーキは右足で操作するものだ、という一般常識が当たり前すぎて、この機構を変えなければならないという声を聞くことはほとんどありません。

次々と開発される最新の安全システムは機能的でかつデザイン性にも優れ、かっこよかったりもするわけでこのようなモノは多く消費者の注目を集めることでしょう。


しかし、その根底にある「車の当たり前」という部分に着目しなければ、今後も安全システムの過当競争は収まらないでしょう。

もし、アクセル・ブレーキ位置が変更され事故が激減したらどうなるか?

消費者としては願ったりでしょう。当たり前ですね。


しかしメーカーとしては安全システムの開発を続け最新装備を付加価値として車の価格を上げても誰も買ってくれなくなるんですよ。

カネにならないんです。


簡単に解決することをわざと難しく解釈して、最新の技術を用いてあの手この手で先進システムを改善・向上し、開発費をつぎ込んで顧客の安全を守る。

その付加価値は安全の対価として価格に反映される。

私の目にはとんだ大茶番劇にしか見えません。

嘆かわしいかな資本主義。



誰か発信力のある人がこのようなことを取り上げて頂ければ良いのですが、自動車業界全体を敵に回すようなことを好き好んで言ってくれる人なんてそうそういないですからね。

この記事を少しでも多くの方に拝読頂き、現状の根底にあるものに気づいて頂けたら幸いです。

コメント・意見・質問、是非ともお待ちしております。






それではこの辺りでお暇しますね。

ありがとうございました。
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