台風はピンチとチャンス。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
写真は、「キャベツ」です。
キャベツですよキャベツ。皆様もよく食べるあのキャベツですよ!笑
連日の雨と台風(また来そうだし)に対する農家の考えのお話。
※当ブログ内容はあくまで個人の主観に基づくものであることご了承ください。
ご理解頂ける方は続きをどうぞ( ´ ▽ ` )
当ブログでは「趣味:クルマ」と「仕事:農業」の二つのチャネルをメインに記事にしています。
仕事とプライベートの両方を紹介することで、よりリアルなライフスタイルを伝えて行けたらと思います。
また、農家の仕事ぶりというものも早々見る機会はないと思うので、皆様のご職業と比較しながらご拝読いただければ幸いです☺️
さて、こんな姿を見たことのある方もそうはいないと思いますが、丸くてズッシリしているキャベツも最初は小さな苗から始まります。

ひとつひとつが小さく、これがあの球体になるとは想像もつかないですね。
生育が進めば風にも強いキャベツですが、やはり小さい時期に台風が接近してくる場合等は対策が必要です。
というわけでこちらの黄色いネットと…

こちらの「寒冷紗」と呼ばれるものを被せて対策。

生育度合いに応じて被せるものを変えています。
比較的苗の小さい列には寒冷紗を、大きい方には黄色いネットを。
この黄色いネット、実は「漁網」なんですって。漁師かよ笑
農業という職業は完全に決まったやり方というものがありませんから、他産業・他業界から流用できるものは流用して、色々創意工夫を凝らして仕事の効率化を図っていきます。
いろんなところで「これは何かに使えるんじゃないか?」と考えるのも楽しいものですよ。
台風で被害が出たりすると、単純にシーズンの出荷量が減り収入が減ります。
しかし、キャベツは相場性作物で価格の変動が激しく、需要に対して供給が不足すると価格が跳ね上がったりします。
そう考えると台風もピンチですがチャンス。
被害を最小限に抑え数量を確保することができれば、高値でシーズンを売り抜くことができるというわけです。
創意工夫なしには成功しない農業。
日本全人口のうち3.7%の人々がこれに挑戦しています。
私もその一人として日々仕事に邁進していく所存です。
それでは今回はこの辺りでお暇しますね。
ありがとうございました( ´ ▽ ` )
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