営農記録① 肥料の流亡と化成肥料の力

IMG_7369.jpg 
無機物を原料とした肥料である「化学肥料」のうち無機物を化学的に合成したものである「複合肥料」の中でも植物の三大栄養素である窒素・リン酸・カリウムの内2つ以上の無機物を含む複合肥料を「化成肥料」と呼ぶ。


一般に、油粕や魚粉、鶏糞などを原料とした「有機肥料」は即効性が低いが持続性が高く、「化成肥料」は即効性が高いが持続性が低い。
IMG_7391.jpg 
我が家では播種時に「高級有機化成S8号」という肥料を施肥するが、ここのところ東海地方では雨が続き肥料が溶け流れ出してしまったようである。これを流亡と言うが、苗場を見ても全体的に苗の色が薄く肥切れが発生しているのが推測される。

しかし写真をみるとところどころ明らかに部分的に青々としている箇所が散見される。
IMG_7376_convert_20180927133319.jpg 
これが「化成肥料」の力である。撮影時から約1週間前に追加で手でパラパラと撒いた肥料がこれだけの生育差を生むのである。故に化成肥料は良く効く反面、適量を施すなど取り扱いには十分な注意が必要である。化成肥料が多いと最近のような雨が続いた時に肥料が多く溶け出し徒らに苗が大きくなる割に根や茎がしっかりとしていないいわゆる「ぶよぶよ」の苗になってしまう。植物に限った話ではないが栄養分を与えすぎて良いことはあまりない。

流亡の激しい部分に対して局所的に追加で化成肥料を施す場合もあるが、ここで注意しておきたいのは化成肥料と雖も効果が現れるのは1週間くらい経ってから、ということである。肥料が溶け出し植物の栄養となって吸収されるのにはそれなりの時間が必要である。ただし液肥の場合はかなりの速攻性が期待できるが高価な上取り扱いが難しい。

地苗という方法は常に肥料の流亡を気にかける必要がある。





関連記事

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply