営農記録② 畑の成り立ちについて

IMG_7415_convert_20180930131516.jpg 畑には元から畑として利用が始まった土地と、かつて稲作に利用され田んぼであったところを土を盛り畑にした土地の2種類に分けられる。前者を「地山」、後者を「盛土」という。


地山は場所により性質は様々だが、盛土の性質はほぼ共通している。
盛り土は田んぼであったところに土を盛って畑にしたものだが、問題は土を盛る方法にある。
田んぼであった土地に土を盛ってくるのにダンプカーを使用し、土をならすためにはバックホーを使用する。盛土を行うためには田んぼであった土地に入り奥から土を持っていく。何度も行き来するうち地面は踏み固められ"床(とこ)"になる。こうして固く締まった床にふんわり土を被せてできたのが盛土の畑である。

盛土の畑は、元の地面が床になるためそれより下に水分が抜けにくく、結果的にが降り続けた時などは盛土をした層から水が抜けるどころかどんどん溜まっていき、降量によっては沼のようになる。水が土に吸われることなく地表面に溜まることを"水がつく"という。特に、重機の行き来が多かったであろう畑の出入り口付近は床が厚く水が抜けにくい。反対に重機が踏まない奥や外周などは比較的排水性が良い。いずれにせよ、このような排水性の差異は盛土の場合顕著に現れることが多い。


水がついてしまうと作物の根が腐りダメになってしまう。故に盛土の畑は取り扱いに注意が必要である。キャベツでいえば、寒さの厳しい冬場での生育をなるべく春の方にずらし気温・地温をあげ作物の自力を高め、が降り水がついてしまったとしてもで生育に影響が出ないように配慮する。
一度水がついてしまうと水分は下から抜けることなく上から抜けていくのを待つのみとなるので、例えば定植前にこうなるとしばらくは圃場には進入できなくなるため作業が遅れたりする。十分に水分が抜けてないところに無理やり作付けのため畝を立てようとすれば、土を練ってしまい上手く畝が形成されない上、最悪の場合トラクターが土にはまり抜け出せなくなってしまうことも考えられる。


このようなことからが続いたりした場合等圃場としての脆弱性は否めないが、その年の天候や気温条件によっては盛土でも問題なく良質な作物を作ることができるのも事実である。

最低でも自分の土地が地山か盛土かは把握しておき、作付け時期や排水性の管理などを適切に行なっていきたい。
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